野良ネコだった梅が来て、もうすぐで2カ月になります。当初は、台所の戸棚の中に半日隠れていて出て来なかったり、家を抜け出して、一昼夜まるまる外で過ごし、もう帰ってこないのではないか、と心を痛めたりすることもありました。けれど、最近は、だんだんと人に慣れ、夜は私の隣で眠るようにもなりました。私が編み物をしているときも、隣に来て編み棒と遊んでいます。

そんな梅も、そろそろ6カ月になるため、避妊手術を受けることになりました。手術前日は19時以降は絶食で、当日の朝の7時以降はお水も飲むことができません。手術の日の朝、案の定、梅はおなかが空いた、とミャアミャア鳴きっぱなしでした。けれども、我慢させねばなりません。病院へ連れて行く時間になるまで、暗くしたゲージの中に入れ、おとなしく眠ってくれることを祈りました。ゲージへ入れると、初めは嫌がって暴れていたものの、しばらくたつと、あきらめて静かにしていました。そして、11時過ぎに、病院へ連れてゆきました。

19時ごろ、手術を終えた梅を迎えに行きました。鎮静剤が効いていて、おとなしく半ば眠っていました。獣医さんに、取り出した卵巣と子宮を見せてもらいました。人間と異なり、ネコにはふたつの子宮があり、それでたくさんの子を産むことができる、ということを初めて知りました。

この手術のために、また人が嫌いになってしまうかも…と不安になりながら、家へ連れ帰りました。けれども、家に着くと、絶食をさせられていたためか、すぐにごはんを欲し、元気そうな様子を見せてくれました。獣医さんからは、吐く場合もあるので、いっぺんにあまりたくさん与えてはいけない、と言われていたため、少しずつ、与えました。おなかが満たされた後は、いつもは入ろうとしないちぐらの中に入って、すやすやと眠りました。

この日の晩は、梅はちぐらで一人で過ごすのかな、と思っていたのですが、夜になると、私の隣にやってきて、そこで丸くなって眠りました。やっとこの家にも慣れてくれたのかも、とすこしほっとしました。手術のことを思って、長いこと気を揉んでいたので、無事に終わって、本当によかったです。

手術のため剃られてつるっぱげになったおなかを丁寧に舐めています。今後は、ホルモンバランスが変化するため、肥満に気を付ける必要があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA