4月頃から、ネコが粗相をするようになってしまいました。最初はきちんと自分用のトイレを使用していましたが、だんだんとトイレ以外にも、シンクや家族の布団におしっこをするようになってしまいました。また、家の中だけでなく、ベランダの鉢植えの土の上が特にお気に入りのトイレになってしまいました。そのために、ひと月ほど、毎日のようにコインランドリーへ通って、布団や毛布を洗濯しなくてはならない日々が続きました。

梅の粗相の後始末で、家族みんなが疲弊してきていました。けれど、梅の行動をよく観察してみると、梅がとりわけ外のプランターの土の上でたくさん排泄をしていることから、土の上で排泄したがっているのではないか、ということに思い至ったのです。梅は野生出身のネコなので、外で生きていたころを思い出すのか、どうも土の感触を好んでいるようでした。そこで、トイレの砂を、今まで使用していた大粒の砂から、土の感触に似るように、市販されている中で最も小粒の砂に取り換えてみることにしました。

砂を取り換たことは、効果てきめんでした!梅は新しい砂が気に入ったようで、すぐに砂を掘ったりかき混ぜたりして、砂の感触を確認していました。そして、再びきちんと自分のトイレで排泄を行うようになったのです。砂を変えてからは、梅の粗相癖がぴたりと止みました。その後は洗濯の面では楽になりましたが、砂粒が細かいため、部屋中に散ってしまって、頻繁に掃除をしなければなりません。けれど、粗相の始末に比べればちょっとした掃除ですので、苦にはなりません。ネコの性格や好みなどを観察して、トイレや砂の形態をそのネコに合わせてやる必要があるのですね。ネコを飼うのも結構大変だなぁ…と感じた一件でした。

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