7月19日で今乗っている自転車を購入してから3年が経ちます。3年間で約1万800kmの距離を走りました。先日は、もうすぐ自転車の誕生日だから、ぴかぴかにしておいてあげなきゃな…と思って、擦り減った後輪の交換に行ってきました。

自分がこんなに自転車に乗るようになるなんて思いもしませんでした。自転車のおかげで行動範囲が格段に広がりましたし、身体を動かすことも好きになりました。幼少時からインドアで生きてきた私には、すごく大きな変化です。自転車では、軽量化が重要になるので、移動時の荷物を軽くすることもできるようになりました。以前は、何でもかんでも持っておかないと不安で、荷物も重たくなりがちでした。私は物理的な荷物だけではなくて、社会の価値観とか、世間体とか、そういったものまでも、荷物として抱え込んで生きてきてしまったように思っています。もうそんな要らない荷物は、さっさと捨て去って、軽やかに生きていきたいです。

 

―ジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』より―

「がらくたは投げ捨ててしまえ。ただ必要なものだけを積みこんで―生活の舟を軽やかにしたまえ。簡素な家庭、素朴な楽しみ、一人か二人の心の友、愛する者と愛してくれる者、一匹の猫、一匹の犬、一本か二本の愛用のパイプ、必要なだけの衣料と食料、それに必要より少し多目の酒があればそれでよいのだ。なぜならば、喉の渇きは健康上きわめてよくないものだからである。こうすれば舟を進めるのが楽だし、簡単にはひっくり返らない。また、もしひっくり返っても、そう大したことはないのである」

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