❄神戸空港から出立❄

父親の札幌出張に乗じて,自転車を持って北海道まで行ってきました。飛行機での輪行は初めてでわからないことだらけでしたが,何とか自転車をパッキングして(北海道まで飛行機輪行)出発しました。

神戸空港から新千歳空港へ向かいます。利用した航空会社はスカイマークです。きちんと自転車を積み込んでもらえるかどうか不安でしたが,神戸空港の職員さんは非常に親切で,立てたままで自転車を飛行機に乗せられるように天地無用のシールを貼って下さり,丁寧に扱ってくださいました。受託手荷物としてきちんと預けることが出来,別料金も発生しませんでした。

ただ,スーツケースに入れていたco2ボンベとレザインの800ルーメンのライトが検査に引っかかってしまい,スーツケースから取り出して職員さんに確認してもらわなくてはなりませんでした。手荷物を預けた後で保安検査へ向かいましたが,朝の神戸空港は非常に混雑しており,検査を終えるまでにに20~30分かかりました。

機内では,キットカットとコーヒーを出してもらえました。嬉しかったです。

約2時間で新千歳空港に到着です。飛行機の窓からは畑が広がっている光景が見られました。

新千歳空港では,自転車はスーツケースなどとは別に職員の方が直接,荷物の引き渡しをしてくださいました。ずっと立てたままで運んでくださったようでした。非常に有難かったです。

札幌市内へ

新千歳空港からは,JRで札幌まで向かいます。電車は寒さ対策のためか内部にもドアがあり,クロスシートでした。観光シーズンからは外れていたせいかそれほど混雑しておらず,車両の最後部座席の後ろ側の隙間に自転車を置くことが出来ました。

札幌駅に着くと,構内から既に寒さを感じました。駅の外に出てみると,雪が舞っていました。私はあまりの寒さに動揺して意気阻喪してしまい,着いて早々,自転車にのる意欲も失ってしまいました。今日はもう自転車に乗るのは諦めようかなぁ…という気持ちになっていましたが,ひとまずお昼ご飯を食べて,そこで今日一日どのように過ごすか父親と相談することにしました。

自転車という大荷物を抱えており,あまり移動することが出来ないため,札幌駅の駅ビルの6階にあるレストラン街へ向かいした。そこで,いろいろなお店の中から,スープカレーのお店に行ってみることにしました。自転車も,お店の中から見える場所に置くことが出来ました。

スープカレーはあつあつで,体が温まりました。骨付き鶏肉も柔らかくて,野菜もたくさん入って美味しかったです。食べているうちに,だんだん元気になってきました。食後にはあたたかいチャイも飲んで,ほっとすることができました。

熱いカレーを食べたおかげか,寒さでダメになったらすぐ帰ってくることにして,ひとまず行けるところまで自転車に乗ってみよう,と思えるくらい元気になりました。

札幌駅北口の広場で自転車を組み立てました。飛行機の積み込みでの破損なども全くなく,あまり手間取らず無事に組み立てることが出来ました。

❄自転車で小樽へ

寒かったので,自転車用の服装は,手袋は二枚重ねにして,マフラー,レッグウォーマーやフットカバーも装着しました。

 

再集合する場所を札幌駅に決め,仕事先へ向かう父親と別れ,ちょっとだけ走ってみよう,という気持ちで13時ごろに札幌駅をスタートしました。札幌駅のすぐ近くに北海道大学があるので,その構内を通り抜けていくことにしました。

構内はちょうど紅葉が見ごろで,葉っぱが色付いていてきれいでした。

けれど,やっぱり寒くて,ずっと顎をガチガチさせながら走ることになりました。写真を撮るためには手袋を脱がねばならないので,写真を撮る回数も少なくなってしまいました。

北海道の道路はまっすぐで広くて,非常に見通しがよく,走りやすかったです。路肩も広いので,車通りが多い所でもあまり怖い思いをせずに走ることが出来ました。途中には「発寒」という名前の街もあり,北海道らしい地名になんだか感嘆しました。札幌駅から北西に進み,国道5号線に入ると,あとは道なりに走っていけば小樽市に着きます。

奥に見える山々は冠雪しており,なんだか寒さも倍増して感じられる気がしました。街を過ぎると,道路は山の中を通るようになります。緩やかな傾斜を登ったり少し下ったりしていきました。

あまり人の姿も見えず,ちょっと心細く感じました。途中にはトンネルもありましたが,歩道部分が広くとられており,安全に走行することが出来ました。

なかなか厳しい寒さだなぁ…と思いながらもペダルを踏んでいましたが,残り12,3kmくらいの地点で今までちらちらと雪が,吹雪に変わってきてしまいました。

ビシビシと全身で雪の攻撃を受けながら走らねばならず,とても辛かったです。

くじけそうでしたが,山の中を走る道路であり,近くに駅もなく,街に行き着くまではどうにもならないので,街が見えるまで頑張ることにしました。身体に雪が積もってくるし,鼻水も出てくるし,本当に大変でした。途中ではオホーツク海を見渡せる場所もありましたが,景色はほとんど眼に入らず,ただただ小樽に近づく事だけを考えて走っていました。

小樽市に入ると,だんだんと吹雪が止んできました。道は濡れているのでブレーキが利きにくくなって危ないのですが,顔に吹き付ける雪がなくなっただけでもだいぶほっとしました。ただ手足が痛いくらい冷たくなっていたので,ともかく小樽駅について一息つきたくて,我武者羅に走りました。

15時半ごろ,やっと小樽駅に着くことができました。どこに自転車を止めたらいいか悩んだり,小樽駅で手洗いをしに行ったりしていると,すぐに16時近くになってしまいました。帰りは自転車ではなく,電車で輪行をすることにしました。身体が冷えて疲弊しており,父親との待ち合わせ時間もせまっていたので,少しだけ小樽運河を見てまわって,小樽駅へ引き返しました。

全く写真を撮る余裕もなくて,写真がありません。。16時を過ぎるともう暗くなり始めていました。疲れてへとへとで,寒かったですが,頑張って自転車をパッキングしました。

小樽から札幌まで輪行し,札幌駅でレンタカーを借りた父親に無事ピックアップしてもらうことが出来ました。すごく寒かったので,晩御飯には暖かいものを食べよう,と決意していました。宿泊するホテルの近くにあった,「とんでん」というレストランで,鍋焼きうどんを食べました。

あったかい夕食を食べることが出来て,身体も芯から暖まってお腹も満たされ,やっと人心地がつきました。過酷な行程でしたし,とても疲れましたが,北海道までわざわざ自転車を持ってきたので,札幌から小樽まで約40kmの道のりを自転車で走ることが出来たことは本当によかったです。自分にしてはすごく頑張ったと思います。

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