■しんどかった12月■

12月29日,第七回大阪チャレンジマラソンに参加してきました。

12月初旬から風邪を引いたことをきっかけに,ひどく体調を崩してしまっていました。原因不明の頭痛や怠さが断続的に起こりました。でも,休むこともしんどくて,身体的な不調に伴って気持ちも抑鬱的になり,どうにもならなくて泣いてばかりいる日が続きました。そのため,年末のマラソン大会に対しても不安が大きかったです。

3週間くらい無為徒食に過ごして,走れるときだけ走りに行っていました。しんどさは続きましたが,12月下旬ごろになると,マシになる日が出てきました。26日からは少し穏やかに過ごせるようになったので,本番前の練習として,10km走ってみることもできるようになりました。本番直前のタイムは1時間8分でした。2,3か月前は1時間半かかっていたので,だいぶ速く走れるようになっていました。本番では,まずは完走が目標ですが,頑張れたら1時間5分切れるといいな,と思いました。

■マラソン大会当日■

いよいよ,本番の日を迎えました。お天気は快晴でした。出走は午後からなので,午前中に少し走っておこうかな?と思ったのですが,父親に止めておきなさいと言われたので,それは止めました。マラソン大会なんて初めてでしたが,それほど緊張はありませんでした。

会場は, 淀川河川公園西中島地区というところです。

午前中にはハーフマラソンが行われており,大勢のランナーの姿がありました。まず受付に行ってゼッケンをもらい,着替えて荷物を預けました。服装は,半袖の上に薄いパーカを羽織りました。

出走時間は13時なので,それまでぶらぶらと過ごしましたが,この時間が少し寒かったです。15分前くらいに広場に集まって,係の方から説明を受けました。10kmマラソンのコースは,5kmコースを2周します。タイムを目指す人は前の方,完走が目標の人は後ろの方に並んでください,と言われたので,私は一番後ろに並びました。小さな子どもからお年寄りまで,いろいろな年代のランナーがいらっしゃいました。私はいつも一人で走っているので,こんなにランナー仲間が存在するんだなぁ,と思ってうれしくなりました。

私は走るときはいつも音楽を聴いているので,当日も音楽を聴いてスタートの合図を待ちました。後ろの方にいたので,スタートの合図は聞えなかったのですが,走り出したみんなについてスタートしました。

走り出すと,前にいる人たちのペースがみんな速くて,私のペースも速くなりました。いつもより速めでしたが,しんどくなったらゆっくりにしたらいいや,と思いそのまま走り続けました。

コースは平坦で,走りやすかったです。走りながら「私はこの日のために頑張ってきたんだなぁ…今日はこのレースを走ることが出来て,本当にうれしいなぁ…」と心から喜びを感じました。

練習より速いペースなので,終始息は上がり気味でしたが,お腹も痛くならず,それほど辛くありませんでした。ただ前の人の姿が遠くならないように,一生懸命走りました。

終盤になってもそれほど減速せず,走り続けることができました。結果,今までの中で一番速く走り切ることが出来ました。タイムは,1時間1分25秒でした。自分ではこんなに速く走れるとは思っていなかったので,驚きました。やっぱりレースなのでだいぶ気分が高揚してアドレナリンも出ていたんじゃないかな,と思います。

走り終わると,休憩所でアクエリアスをもらいました。そして,出走証を発行してもらいました。順位も31位で,自分にしてはめちゃくちゃ良い結果でした。

その後はテントで着替えをして,帰路につきました。頑張り過ぎたせいか,帰り道では既に足が筋肉痛になっており,階段の上り下りではふらついてしまいました。

家に帰ると,家族がとても褒めてくれました。家族は,幼少の頃から運動の嫌いだった私が,マラソン大会に進んで出場したことが,なによりすばらしい進歩だと言ってくれました。夕食もすき焼きで,ごちそうでした。

12月はしんどくて,どうなる事かと思っていましたが,こんなに充実した日を迎えることができて本当に良かったと思いました。身体を動かす楽しさを知ることが出来て良かった,と心から思いました。

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