しまなみ海道とはまかぜ海道を走ろう!

10月5日~6日にかけて,しまなみ海道へ行ってきました。松山の道後温泉を目的地とした家族旅行も兼ねた旅行でした。まず車で尾道へ向かい,私だけ下車して「しまなみ海道」をはしり,その後今治から松山に向かう「はまかぜ海道」を走れるところまでサイクリングするというプランです。最近はほとんど自転車に乗れていないので,長距離を走ることに不安がありましたが,もう何も考えないで行ってみよう!という気持ちで出発しました。

※2020年の3月末までは「しまなみサイクリングフリー」が実施されており,しまなみ海道の自転車通行料金が無料となっています。

■本州四国連絡高速道路株式会社HPより

ー「しまなみサイクリングフリー」の実施期間延長についてー

https://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/corp_press/corp_press_2019/190320press-1-4099/?ref=single7

渡船で向島へ

尾道には9時半ごろに到着しました。お天気が心配でしたが,好天で,10月にしては暑いくらいでした。尾道駅付近の駐車場で自転車を組み立て,向島へ渡る渡船乗り場へ向かいました。尾道と向島は尾道大橋で結ばれていますが,交通量が多く路側帯も狭いため,自転車で渡るのは危険とのことで,渡船の利用が推奨されています。

渡船は3航路あり,私は福本渡船を選びました。乗船料は片道60円,自転車が10円の計70円です。

渡船乗り場の向こう側に見えているのが向島で,約3分ほどで到着しました。船を降りてから,料金所で乗船料を支払いました。この先道のりは長いので,向島はさらっと走り抜けて,因島へ向かいました。因島大橋が見えてきました。

尾道側からはひとつめの橋にあたるので,しまなみ海道に来たんだなぁと実感し,気分が高揚してきました。

因島ーはっさく大福と自転車神社ー

因島大橋を渡り,因島に入ります。因島では,はっさく大福を食べて,自転車神社へ行きたいな!と思っていたので,まずははっさく屋さんへ向かいました。

はっさく大福で有名なはっさく屋さんは,橋を渡り終えてすぐのところを右折し,坂を登ったところにあります。

お店はとても賑わっていました。車で来店して,たくさん購入されている方もいらっしゃいました。私が列にならんでいるうちに,はっさく大福は売り切れてしまったので,まだ残っていた,ぶどう甘夏大福を購入しました。

店内はサイクリストの方たちで混雑していましたが,ちょうど席が空いたので,座っていただくことができました。外側のおもちは柔らかくもちもちで,中のぶどうと甘夏は非常にみずみずしく,とても美味しかったです。私がお店をでるときには,はっさく大福が補充されていたので,もしかしたら売り切れている場合でも,待たせてもらっていればよいのかもしれません。

次に自転車神社として有名な大山神社に向かいました。大山神社は,サイクリングの推奨ルートから少し外れて,生口橋を通過して4kmくらい走ったところにあります。神社の階段を登らず,神社をぐるっとまわって境内に入る道があり,それが距離はとても短いのですが,14%の激坂でした。私はその表示を見た瞬間に登れる気がしなくて,自転車を押して登っていきました。

まず本殿に参拝し,今回の旅行でトラブルなく無事帰れますように,そして,いつも自転車で安全運転を心掛けられますように,とお祈りました。

境内には,持ち上げたときに感じる重さが,願いが叶うかどうかの尺度になるという石が置いてありました。

試しに5kgの方を持ち上げてみましたが,うーん…こんなものかなぁ?という感じでした。20kgの方は落としたら怖いので,持ちあげられませんでした。

最後に,御朱印とお守りもいただきました。御朱印は6種類もあって,自分の好きなデザインのものを書いてもらえます。私はやっぱり,自転車神社の御朱印にしました。お守りは,自転車に巻いてつけられるものを選びました。巫女さんがとても親切にしてくださって,写真も撮ってくださいました。

この時点で12時を過ぎてしまっていました。大三島で家族と落ち合い,一緒にお昼ご飯を食べる約束をしていたので,少し急ぎながら生口島へと向かいました。

生口島ーいそいで通過ー

生口橋は美しい斜張橋でした。

生口島は柑橘類の生産で有名な島だそうです。途中にジェラート屋さんがあって,寄っていきたいなぁと思ったのですが,大三島で家族が待ってくれていることを考えると,寄り道はしてはいられないので,がんばってペダルを回しました。

大三島ーお昼ごはん・「サイクリストの聖地」記念碑ー

多々羅大橋を渡り,大三島に到着です。多々羅大橋は国内最長の斜張橋だそうです。しまなみ海道では,橋を渡るまでには3%くらいの勾配の緩やかな坂道を1kmくらい延々と登って行かねばならず,それが橋ごとにあるので,少し大変でした。

橋を下りてすぐにある,多々羅しまなみ公園で,家族に会うことができました。ここまでで,約47km走っており,お腹も空いていました。お昼には木陰になっているベンチでカレーライスを食べました。お腹が空いていたせいもあってか,とっても美味しく感じました。

家族は私を待っている間に,道の駅で買ったみかんをたらふく食べて,あんまりお腹が空いていなかったそうで,オムソバを分け合って食べていました。私はカレーのあとに,ソフトクリームも食べました。

お土産屋さんでは,祖母が「みきゃん」というキャラクターの鈴を買ってくれました。ここで,ゆっくり休憩することができました。

それから家族と別れ,私は「サイクリストの聖地」記念碑に向かいました。ここで写真を撮るのが夢だったので,うれしかったです。

伯方島ードックを間近に見るー

次は伯方島です。「は・か・た・の・しお!」で有名な伯方塩業のある島です。海沿いの道を走ると,ドックを間近に眺めながら走ることが出来ました。

大きなクレーンもすぐ傍から見上げられます。

伯方大島大橋を渡ると,尾道スタートで最後の島となる,大島に入ります。

大島ー黙々と走り抜けるー

大島は少しアップダウンがあり,ちょっとしんどかったです。ここまで来ると結構疲弊してきていたので,黙々と走り続けることしかできませんでした。今治から先へも走る予定をしていたので,少しスピードも意識しながら走っていきました。

来島海峡大橋が見えてきました。全長4kmもある長いつり橋です。

日も暮れかかっており,夕陽に照らされて美しく見えました。ただ,橋を渡っているときには,西日に向かって走ることになるため眩しく,ほとんど景色を眺めることが出来ませんでした。さらに向かい風も吹いてきたため,自転車を漕ぐのもしんどかったです。

今治ーはまかぜ海道へー

やっとのことで橋を渡り終えると,今治のドックが見えてきました。

今治からは海岸線へ向かい,松山方面を目指します。はまかぜ海道は主に国道196号線を走るルートです。交通量が多い上に路側帯も狭いため,少し怖い道ですが,海沿いの道なので,眺めはよかったです。

夕暮れの水平線は風情がありました。

17時を過ぎてだんだん暗くなり始めたので,大西という街の近くで,今日は走り終えることにしました。父親が車で迎えに来てくれて,母と祖母の待つ松山の旅館へ向かいました。

夕食はバイキングで,ステーキやお刺身も沢山食べました。まず無事に一日目が終えられて,ほっとしました。

一日目の総走行距離は,約93.8km でした。

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